学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §2 血液 / QJ24A077
理由で解く 柔道整復師
カルシウムイオンは血液凝固第IV因子そのものであり、凝固反応の多くの段階に必須です。イオンごとの主役を対応づけて覚えるのが要点です。
血液凝固は多数の因子が次々に活性化していく連鎖反応で、カルシウムイオンは活性化因子とリン脂質膜を橋渡しする役割を果たします。そのためカルシウムを取り除くと反応が止まり、この性質を利用してクエン酸ナトリウムやEDTAが採血管の抗凝固剤として使われます。カルシウムイオンには他にも、筋収縮でトロポニンCに結合して収縮を始動させる、神経終末で伝達物質の放出を引き起こす、多くの酵素を活性化する、骨や歯の主成分となるといった役割があります。一方、細胞外液の浸透圧を主に決めるのはナトリウムイオン、酸塩基平衡を支えるのは重炭酸イオンを中心とする緩衝系、血管内に水をとどめるのは血漿アルブミンによる膠質浸透圧です。イオンや蛋白ごとに「主役の仕事」を1つずつ結びつけておけば、この形式の問題は迷いません。
| 物質 | 主な役割 |
|---|---|
| カルシウムイオン | 血液凝固、筋収縮の始動、伝達物質の放出、骨の成分 |
| ナトリウムイオン | 細胞外液の浸透圧と量の維持、活動電位の立ち上がり |
| カリウムイオン | 静止膜電位の維持、再分極 |
| 重炭酸イオン | 酸塩基平衡(緩衝系の中心) |
| アルブミン | 膠質浸透圧による血漿量の保持、物質の運搬 |
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