学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ24A076
理由で解く 柔道整復師
誤っている記述を選ぶ問題です。糖質コルチコイドは糖新生を進めて肝臓のグリコーゲンを「増やす」方向に働きます。グリコーゲン分解を促すのはグルカゴンやアドレナリンです。
糖質コルチコイド(コルチゾール)は副腎皮質束状層から分泌され、ストレスに対応する代表的なホルモンです。筋の蛋白を分解して得たアミノ酸を材料に肝臓で糖新生を進め、末梢組織でのブドウ糖の取り込みと利用を抑えることで血糖を上げます。糖新生でできたブドウ糖は肝臓にグリコーゲンとして蓄えられるため、肝グリコーゲン量はむしろ増加します。これに対しグルカゴンやアドレナリンは、蓄えられたグリコーゲンを分解して速やかにブドウ糖を放出させます。「コルチゾールは新しく作ってためる、グルカゴンとアドレナリンは在庫を取り崩す」と対比させると混同しません。分泌は視床下部の副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンと下垂体前葉のACTHによって調節され、早朝に高く夜間に低い日内変動を示します。
| ホルモン | 血糖への作用 | 肝グリコーゲン | 主な機序 |
|---|---|---|---|
| 糖質コルチコイド | 上昇 | 増加 | 糖新生の促進、末梢での糖利用抑制 |
| グルカゴン | 上昇 | 減少 | グリコーゲン分解、糖新生 |
| アドレナリン | 上昇 | 減少 | グリコーゲン分解 |
| 成長ホルモン | 上昇 | — | 末梢での糖利用抑制 |
| インスリン | 低下 | 増加 | 細胞への糖取り込み、グリコーゲン合成 |
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