学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ24A075
理由で解く 柔道整復師
プロラクチンは下垂体前葉から分泌され、乳腺の発育を促して乳汁を産生させるホルモンです。乳汁を押し出す働き(射乳)はオキシトシンが担います。
妊娠が進むとプロラクチンの分泌は増えていきますが、胎盤から出るエストロゲンとプロゲステロンが乳腺での乳汁産生を抑えているため、妊娠中は乳汁分泌が起こりません。分娩で胎盤が娩出されるとこれらのホルモンが急減し、プロラクチンの作用が現れて乳汁産生が始まります。授乳時の吸啜刺激は乳頭からの感覚入力として視床下部に伝わり、プロラクチン分泌(乳汁の産生)とオキシトシン分泌(筋上皮細胞の収縮による射乳)の両方を引き起こします。またプロラクチンは性腺刺激ホルモン放出ホルモンを抑えるため、授乳中は排卵が起こりにくくなります。なお、プロラクチンは視床下部のドパミンによって常に抑制を受けている点が、他の下垂体前葉ホルモンと異なる特徴です。
| ホルモン | 分泌部位 | 主な作用 |
|---|---|---|
| プロラクチン | 下垂体前葉 | 乳腺の発育と乳汁産生、排卵抑制 |
| オキシトシン | 下垂体後葉 | 射乳、分娩時の子宮収縮 |
| エストロゲン | 卵胞 | 子宮内膜の増殖、第二次性徴 |
| プロゲステロン | 黄体 | 内膜の分泌期変化、基礎体温上昇、妊娠維持 |
| 黄体形成ホルモン(LH) | 下垂体前葉 | 排卵の誘発、黄体形成 |
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