学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 生理学 ▸ §9 内分泌 / QJ24A074
理由で解く 柔道整復師
バソプレシン(抗利尿ホルモン)の最も鋭敏な分泌刺激は血漿浸透圧の上昇です。視床下部の浸透圧受容器がこれを感知します。
発汗や水分摂取不足で体液が濃くなると、血漿浸透圧が上昇します。視床下部の浸透圧受容器はわずか1〜2%の変化にも反応し、視索上核・室傍核の神経細胞が興奮して、下垂体後葉からバソプレシンが放出されます。バソプレシンは腎集合管の細胞に働いて水チャネル(アクアポリン2)を管腔側の膜に配置させ、水の再吸収を増やします。その結果、尿は濃縮されて量が減り、体液の濃さが元に戻ります。同時に口渇中枢が刺激されて飲水行動も起こります。このほか、大出血などで循環血液量や血圧が大きく下がったときにも、容量受容器・圧受容器を介して分泌が増えます。逆に大量の水を飲めば浸透圧が下がって分泌が抑えられ、薄い尿がたくさん出ます。
| 変化 | バソプレシン分泌 | 尿量 |
|---|---|---|
| 血漿浸透圧の上昇(脱水・発汗) | 増加 | 減少(濃い尿) |
| 血漿浸透圧の低下(大量飲水) | 減少 | 増加(薄い尿) |
| 循環血液量・血圧の低下(出血) | 増加 | 減少 |
| 血圧の上昇 | 減少 | 増加 |
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