学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §32 足関節外側靱帯損傷の診察 / QJ24A030
理由で解く 柔道整復師
前距腓靱帯は足関節底屈位で内がえし(内反)を強制されたときに最も伸ばされます。したがって足部内がえし強制で疼痛が著しく増強します。
前距腓靱帯は外果の前縁から前内方へ走って距骨頸に付きます。足関節が底屈すると靱帯の走行が下腿の長軸に近づき、距骨の内反と前方移動を抑える主役になります。そこへ内がえし(底屈+内転+回外)が加わると強く緊張して損傷します。足関節捻挫のなかで最も損傷頻度が高く、外果前下方に限局した圧痛・腫脹・皮下出血がみられます。不安定性の評価は前方引き出しテスト(踵を前方へ引いて距骨の前方移動をみる)で、内反ストレスでは踵腓靱帯の関与も併せて評価します。急性期はRICE(安静・冷却・圧迫・挙上)と内がえしを制限する固定を行い、外果・第5中足骨基部などの圧痛から骨折が疑われる場合は医師の診察を勧めます。
| 靱帯 | 緊張する肢位 | 損傷しやすい強制方向 | 圧痛部位 |
|---|---|---|---|
| 前距腓靱帯 | 底屈 | 底屈位での内がえし | 外果の前下方 |
| 踵腓靱帯 | 背屈 | 背屈位での内がえし | 外果の下方 |
| 後距腓靱帯 | 背屈 | 高度の内がえし | 外果の後方 |
| 三角靱帯 | 外がえし(外転) | 外がえし・外転強制 | 内果の下方 |
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。