学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 解剖学 ▸ §1 人体解剖学概説 / QJ24A031
理由で解く 柔道整復師
血液の細胞成分のうち、成熟の途中で核を捨ててしまうのは赤血球だけである。したがって「核を持たない」のは 2 の赤血球。
赤血球は骨髄で赤芽球から成熟する最終段階で脱核し、核だけでなくミトコンドリアやリボソームなどの細胞小器官も失う。空いた容積のほぼすべてをヘモグロビンに充てられるうえ、中央がくぼんだ円板状(中央陥凹円板)になって変形しやすくなり、自分の直径より細い毛細血管も通り抜けられる。反面、核がないので分裂も修復もできず、寿命は約120日で主に脾臓のマクロファージに処理される。これに対し白血球は顆粒球・単球・リンパ球のいずれも有核で、核の形と染色性そのものが種類を見分ける手がかりになっている。なお血小板も核を持たないが、これは巨核球の細胞質がちぎれた「断片」であって細胞ではない点を、赤血球と区別して覚えておくとよい。
| 血球 | 核 | 特徴 |
|---|---|---|
| 赤血球 | なし | 脱核・小器官なし、中央陥凹円板、寿命約120日 |
| 好中球 | あり(分葉核) | 細菌の貪食、白血球中で最多 |
| 単球 | あり(腎臓形・馬蹄形) | 血球中最大、組織でマクロファージへ |
| リンパ球 | あり(大きな円形核) | 細胞質が狭い、免疫の中心 |
| 形質細胞 | あり(車軸状・偏在) | B細胞由来、抗体を産生 |
| 血小板 | なし | 巨核球の細胞質断片(細胞ではない)、止血 |
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