学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §37 生理学 / QJ24A005
理由で解く 柔道整復師
ATPを大量に合成する細胞小器官はミトコンドリアです。正答は4。
ミトコンドリアは二重膜構造をもち、内膜がひだ状に折れ込んだクリステで表面積を稼いでいます。マトリックスでクエン酸回路が回ってNADH・FADH₂がつくられ、内膜の電子伝達系がこれを使ってH⁺を膜間腔に汲み出し、その濃度勾配のエネルギーでATP合成酵素がATPをつくります(酸化的リン酸化)。グルコース1分子から解糖系で得られるATPはわずか2分子ですが、ミトコンドリアが働けば合計30分子前後まで増えるため、心筋・骨格筋(特に遅筋)・肝細胞などエネルギー需要の高い細胞にはミトコンドリアが密に存在します。独自のDNAをもち母系遺伝すること、アポトーシスの引き金となるシトクロムcを放出することも頻出事項です。
| 細胞小器官 | 主な働き |
|---|---|
| ミトコンドリア | ATP産生(クエン酸回路・電子伝達系) |
| 粗面小胞体 | 分泌タンパク質の合成 |
| 滑面小胞体 | 脂質・ステロイド合成、解毒、Ca²⁺貯蔵 |
| ゴルジ装置 | 糖鎖修飾・選別・分泌顆粒形成 |
| リソソーム | 加水分解酵素による細胞内消化 |
| 中心小体 | 紡錘体形成、線毛・鞭毛の基部 |
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