学習トップ / 理由で解く 柔道整復師 / 必修問題 ▸ §37 生理学 / QJ24A006
理由で解く 柔道整復師
血圧は「心拍出量 × 全末梢血管抵抗」で決まります。心拍出量が増えれば血圧は上がるので、正答は4。
この式を軸にすると、血圧を動かす要因はすべて「ポンプの出力を変えるもの」と「管の抵抗を変えるもの」に整理できます。心拍出量は1回拍出量×心拍数で、1回拍出量は静脈還流量(前負荷)、心筋の収縮力、後負荷で決まります。したがって出血や脱水で循環血液量が減れば前負荷が下がり血圧は低下し、逆に輸液や交感神経刺激で心拍出量が増えれば血圧は上がります。末梢抵抗のほうは血管の口径で大きく変わり、細動脈が収縮すれば上昇、拡張すれば低下します(抵抗は血管半径の4乗に反比例するため、わずかな口径変化が大きく効きます)。降圧薬が利尿薬・血管拡張薬・β遮断薬に大別されるのも、この3つの入口に対応しているからです。
| 要因 | 働く経路 | 血圧 |
|---|---|---|
| 心拍出量増加 | ポンプ出力↑ | 上昇 |
| 血管収縮 | 末梢抵抗↑ | 上昇 |
| 循環血液量増加(輸液など) | 前負荷↑→心拍出量↑ | 上昇 |
| 大出血・脱水 | 前負荷↓→心拍出量↓ | 低下 |
| 尿量増加 | 体液量↓→前負荷↓ | 低下 |
| 血管拡張 | 末梢抵抗↓ | 低下 |
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