学習トップ理由で解く 生理学第14章 ▸ A. 生体の防御機構 / Q0926

理由で解く 生理学

Q0926 生体の防御機構

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題49
問題
体液性免疫に関与するリンパ球はどれか。
選択肢
1 B細胞
2 好中球
3 単球
4 T細胞
解答
正解1(B細胞)
解説
✓ 1. 正しい
B細胞
B細胞(Bリンパ球)は体液性免疫(液性免疫)の主役である。B細胞は抗原刺激を受けるとヘルパーT細胞の補助を得て形質細胞に分化し、抗体(免疫グロブリン)を産生・分泌する。抗体は血液やリンパ液などの体液中で病原体に結合し、中和・オプソニン化・補体活性化により排除する。
✗ 2. 誤り
好中球
好中球は白血球の一種で自然免疫の貪食作用を担うが、リンパ球ではなく、体液性免疫の主役でもない。
✗ 3. 誤り
単球
単球は組織でマクロファージに分化し貪食や抗原提示に関与するが、リンパ球ではなく体液性免疫の主役ではない。
✗ 4. 誤り
T細胞
T細胞は細胞性免疫の主役であり、ウイルス感染細胞の直接攻撃(キラーT細胞)や免疫応答の調節(ヘルパーT細胞)を担う。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「B(Body fluid=体液)細胞→液性免疫」「T(Thymus=胸腺)細胞→細胞性免疫」と頭文字で連想する。
  • 関連知識: 好中球・単球はリンパ球ではないため、選択肢として紛れ込む「ひっかけ」に注意。予防接種(ワクチン)はB細胞の免疫記憶を利用した能動免疫である。
  • よくある間違い: T細胞も「免疫に関与するリンパ球」であるが、体液性免疫ではなく細胞性免疫を担当する点を混同しやすい。
  • 教科書では「c.白血球の働き」の範囲に該当する。
比較表
免疫の種類 担当細胞 主な作用
自然免疫 マクロファージ、好中球、NK細胞 食作用、非特異的防御
液性免疫(獲得) B細胞→形質細胞 抗体産生による中和・排除
細胞性免疫(獲得) キラーT細胞 感染細胞の直接破壊
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題49|体液性免疫に関与するリンパ球はどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題49|体液性免疫に関与するリンパ球はどれか。
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