学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ B. 体性感覚 / Q0877

理由で解く 生理学

Q0877 感覚

出典:鍼灸 第3回(1995) 問題48
問題
受容器と求心性線維との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢
1 ゴルジ腱器官 - Ⅰb 群求心性線維
2 パチニ小体 - Ⅱ群求心性線維
3 筋紡錘 - Ⅲ群求心性線維
4 侵害受容器 - Ⅳ群求心性線維
解答
正解3(筋紡錘 - Ⅲ群求心性線維)
解説
✗ 1.
ゴルジ腱器官 - Ⅰb 群求心性線維
✗ 正しい。ゴルジ腱器官の求心性線維はIb群(太い有髄線維)であり、筋の張力を検出して腱反射(逆伸展反射)に関与する。正しい組合せである。
✗ 2.
パチニ小体 - Ⅱ群求心性線維
✗ 正しい。パチニ小体の求心性線維はII群(Aβ線維)であり、振動覚や深部圧覚を伝導する。正しい組合せである。
✓ 3. 誤り
筋紡錘 - Ⅲ群求心性線維
筋紡錘の求心性線維はIa群(一次終末、太い有髄線維)およびII群(二次終末)であり、III群ではない。Ia群は筋の伸展速度と長さを検出し、伸張反射の求心路を構成する。III群線維(Aδ線維相当)は細い有髄線維で、筋の自由神経終末からの痛覚・圧覚の伝導に関与する。
✗ 4.
侵害受容器 - Ⅳ群求心性線維
✗ 正しい。侵害受容器(自由神経終末)の求心性線維にはIV群(C線維、無髄)が含まれ、遅い鈍痛を伝導する。正しい組合せである。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「筋紡錘は一番太い(Ia群)線維で速く伝える」→Ia群は最も太い求心性線維であり、伸張反射の速さに対応する。I→II→III→IVの順に太い→細い、速い→遅いとなる。
  • 関連知識: 運動の章で学ぶ伸張反射の求心路はIa群、逆伸展反射の求心路はIb群である。求心性線維の分類は感覚と運動の両方の章で横断的に出題される。
  • よくある間違い: 筋紡錘の線維をIII群と誤解しやすい。III群は自由神経終末からの細い有髄線維(Aδ相当)であり、筋紡錘とは無関係である。
  • 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
比較表
受容器 求心性線維 線維の太さ
筋紡錘(一次終末) Ia群 最も太い(有髄)
ゴルジ腱器官 Ib群 太い(有髄)
パチニ小体 II群(Aβ) やや太い(有髄)
自由神経終末(痛覚) III群(Aδ)/ IV群(C) 細い〜無髄
解説画像
鍼灸 第3回(1995) 問題48|受容器と求心性線維との組合せで誤っているのはどれか。 解説図
鍼灸 第3回(1995) 問題48|受容器と求心性線維との組合せで誤っているのはどれか。
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