学習トップ理由で解く 生理学第13章 ▸ B. 体性感覚 / Q0876

理由で解く 生理学

Q0876 感覚

出典:あマ指 第3回(1995) 問題57
問題
メルケル盤が刺激されて起こる感覚はどれか。
選択肢
1 触圧覚
2 温 覚
3 冷 覚
4 痛 覚
解答
正解1(触圧覚)
解説
✓ 1. 正しい
触圧覚
メルケル盤(メルケル細胞)は皮膚の表皮基底層に存在する触圧覚の受容器であり、SA I型(slowly adapting type I)に分類される。持続的な圧刺激の検出に優れ、物体の形態・テクスチャーの認知や二点弁別に重要な役割を果たす。順応が遅いため、持続的な圧を感じ続けることができる。指先や口唇に多く分布する。
✗ 2. 誤り
温 覚
温覚の受容器はルフィニ終末(または自由神経終末)であり、メルケル盤ではない。
✗ 3. 誤り
冷 覚
冷覚の受容器はクラウゼ小体(または自由神経終末)であり、メルケル盤ではない。
✗ 4. 誤り
痛 覚
痛覚の受容器は自由神経終末であり、メルケル盤ではない。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「メルケル=触る(メル)ケル(圧)」→触圧覚の受容器と覚える。順応の速さで分けると「速い順応=マイスナー・パチニ」「遅い順応=メルケル・ルフィニ」となる。
  • 関連知識: 触圧覚の受容器は4種あり、マイスナー小体(触覚・速い順応)、メルケル盤(触圧覚・遅い順応)、パチニ小体(振動覚・速い順応)、ルフィニ終末(伸展・遅い順応)と整理する。
  • よくある間違い: メルケル盤とマイスナー小体を混同しやすい。メルケル=遅い順応・持続圧、マイスナー=速い順応・軽い触覚と区別する。
  • 教科書では「a.皮膚感覚(表在感覚)」の範囲に該当する。
比較表
受容器 感覚 順応速度 分類
マイスナー小体 触覚(軽い接触) 速い RA I型
メルケル盤 触圧覚(持続圧) 遅い SA I型
パチニ小体 振動覚 速い RA II型
ルフィニ終末 皮膚伸展 遅い SA II型
解説画像
あマ指 第3回(1995) 問題57|メルケル盤が刺激されて起こる感覚はどれか。 解説図
あマ指 第3回(1995) 問題57|メルケル盤が刺激されて起こる感覚はどれか。
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