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理由で解く 生理学

Q0753 神経

出典:鍼灸 第27回(2019) 問題31
問題
視床下部が反射中枢として関与するのはどれか。
選択肢
1 排尿反射
2 姿勢反射
3 腹壁反射
4 射乳反射
解答
正解4(射乳反射)
解説
✗ 1. 誤り
排尿反射
排尿反射の中枢は仙髄(S2-S4)に存在する排尿中枢(仙髄排尿中枢)である。視床下部は排尿の上位調節には関与するが、反射中枢そのものではない。
✗ 2. 誤り
姿勢反射
姿勢反射の中枢は脳幹(中脳・橋・延髄)であり、視床下部ではない。立ち直り反射は中脳、前庭脊髄反射は延髄が中枢である。
✗ 3. 誤り
腹壁反射
腹壁反射は皮膚を刺激すると腹筋が収縮する体性反射(表在反射)であり、中枢は脊髄(T6-T12)に存在する。
✓ 4. 正しい
射乳反射
射乳反射は視床下部が反射中枢として関与する神経内分泌反射である。乳児の吸啜による乳頭刺激が求心性神経を介して視床下部に伝わると、視床下部の室傍核・視索上核のニューロンが興奮してオキシトシンを下垂体後葉から血中に分泌する。オキシトシンは乳腺の筋上皮細胞を収縮させて射乳を引き起こす。
ポイント
  • 覚え方のコツ: 「視床下部は自律神経・内分泌の最高中枢」→ ホルモン分泌を介する反射(射乳反射・排卵反射など)は視床下部が中枢と覚える。
  • 関連知識: 視床下部は体温調節、摂食調節、飲水調節、生殖機能調節、概日リズム、情動反応など多彩な機能の中枢である。射乳反射と同様に、子宮収縮(陣痛促進)にもオキシトシンが関与する。
  • よくある間違い: 排尿反射の中枢を視床下部と答えやすいが、排尿反射の中枢は仙髄(S2-S4)である。視床下部は排尿の上位制御に関与するが反射中枢ではない。
  • 教科書では「j.自律神経の関与する反射」の範囲に該当する。
比較表
反射 反射中枢
射乳反射 視床下部(室傍核・視索上核)
排尿反射 仙髄(S2-S4)
姿勢反射 脳幹(中脳・橋・延髄)
腹壁反射 脊髄(T6-T12)
対光反射 中脳(視蓋前域)
解説画像
鍼灸 第27回(2019) 問題31|視床下部が反射中枢として関与するのはどれか。 解説図
鍼灸 第27回(2019) 問題31|視床下部が反射中枢として関与するのはどれか。
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