学習トップ理由で解く 生理学第5章 ▸ C. 各栄養素の働きと代謝 / Q0346

理由で解く 生理学

Q0346 代謝

出典:鍼灸 第11回(2003) 問題38
問題
肝臓で生成されない物質はどれか。
選択肢
1 グリコーゲン
2 コレステロール
3 アルブミン
4 ビタミン
解答
正解4(ビタミン)
解説
✗ 1. 誤り
グリコーゲン
グリコーゲンは肝臓でグルコースから合成・貯蔵される(グリコーゲン合成)。
✗ 2. 誤り
コレステロール
コレステロールは体内必要量の大部分が肝臓で合成される。
✗ 3. 誤り
アルブミン
アルブミンは肝臓で合成される主要な血漿タンパク質であり、膠質浸透圧の維持に重要である。
✓ 4. 正しい
ビタミン
ビタミンは原則として体内で合成できない栄養素であり、肝臓でも生成されない。ビタミンは食物から摂取する必要がある必須栄養素である。ただし例外として、ビタミンDは皮膚で紫外線により合成され、ビタミンKは腸内細菌により合成される(いずれも肝臓での合成ではない)。肝臓はビタミンの貯蔵(特にビタミンA, D, B12など)は行うが、生成は行わない。
ポイント
  • 肝臓で生成されるもの: 尿素、アルブミン、胆汁酸、コレステロール、血液凝固因子、グルコース(糖新生)、グリコーゲンなど。生成されないもの: ビタミン、ガンマグロブリン。
  • 覚え方のコツ: 肝臓は「代謝の中心工場」だが、ビタミンは「倉庫(貯蔵)」として使うだけで「製造(合成)」はしない。
  • 関連知識: ガンマグロブリン(免疫グロブリン)もリンパ球・形質細胞が産生するものであり、肝臓では生成されない。
  • よくある間違い: 肝臓がビタミンを「貯蔵」することと「生成」することを混同しないこと。
解説画像
鍼灸 第11回(2003) 問題38|肝臓で生成されない物質はどれか。 解説図
鍼灸 第11回(2003) 問題38|肝臓で生成されない物質はどれか。
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