学習トップ理由で解く 生理学第3章 ▸ B. 換気とガス交換 / Q0228

理由で解く 生理学

Q0228 呼吸

出典:あマ指 第6回(1998) 問題41
問題
健康成人の安静時呼吸で1回に出入りする空気の量はどれか。
選択肢
1 0.5 リットル
2 1 リットル
3 2 リットル
4 4 リットル
解答
正解1(0.5 リットル)
解説
✓ 1. 正しい
0.5 リットル
健康成人の安静時一回換気量は約500ml(0.5リットル)である。安静呼吸時に1回の吸息あるいは呼息で出入りする空気の量(成人約500ml)。→ このうち約150mlは死腔量(ガス交換に関与しない気道の容積)であり、実際にガス交換に関与する肺胞換気量は約350mlとなる。
✗ 2. 誤り
1 リットル
1リットルは安静時一回換気量の約2倍に相当し、過大である。→ 予備呼気量(約1L)に近い値である。
✗ 3. 誤り
2 リットル
2リットルは安静時換気量としては大きすぎる。→ 予備吸気量(約2〜3L)に近い値である。
✗ 4. 誤り
4 リットル
4リットルは肺活量(成人男子で3〜5L)に近い値であり、一回換気量としては大きすぎる。
ポイント
  • 安静時一回換気量=約500ml(0.5L)は頻出の基本数値。分時換気量は500ml x 呼吸数(約12〜20回/分)で算出できる。
  • 覚え方のコツ: 「500mlペットボトル1本分=一回換気量」とイメージする。死腔150mlを引いた350mlが有効な肺胞換気量。
  • 関連知識: 呼吸の効率をあげるには、呼吸を速くするよりも深くする方が有効。浅く速い呼吸では死腔量の影響が大きくなり、分時肺胞換気量が低下する。
  • よくある間違い: 他の肺気量分画の数値と混同しやすい。選択肢の1L(予備呼気量)、4L(肺活量付近)はそれぞれ別の分画に相当する。
比較表
肺気量分画 略語 正常値(mL)
1回換気量 TV 約500
予備吸気量 IRV 約2,500
予備呼気量 ERV 約1,000
残気量 RV 約1,500
肺活量 VC 約4,000
全肺気量 TLC 約5,500
解説画像
あマ指 第6回(1998) 問題41|健康成人の安静時呼吸で1回に出入りする空気の量はどれか。 解説図
あマ指 第6回(1998) 問題41|健康成人の安静時呼吸で1回に出入りする空気の量はどれか。
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