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理由で解く 生理学

Q0037 生理学の基礎

出典:あマ指 第16回(2008) 問題34
問題
グルコースについて正しいのはどれか。
選択肢
1 多糖類である。
2 蛋白質の合成に利用される。
3 グリセロールから合成される。
4 ミトコンドリアで分解される。
解答
正解3(グリセロールから合成される。)
解説
✗ 1. 誤り
多糖類である。
グルコースは単糖類(六炭糖、C₆H₁₂O₆)であり、多糖類(デンプン、グリコーゲンなど)ではない。
✗ 2. 誤り
蛋白質の合成に利用される。
蛋白質の合成に利用されるのはアミノ酸である。グルコースはエネルギー源として利用される。
✓ 3. 正しい
グリセロールから合成される。
グリセロール(脂質分解産物)は糖新生の経路を経てグルコースに変換される。糖新生とは糖質以外の物質からグルコースを合成する代謝経路であり、主に肝臓で行われる。異化作用でエネルギーを取り出す材料として主に糖質と脂質が使われる。脂質由来のグリセロールからもグルコースが合成可能である。
✗ 4. 誤り
ミトコンドリアで分解される。
グルコースの分解はまず細胞質での解糖系で始まりピルビン酸となる。ピルビン酸がミトコンドリアに取り込まれて酸化されるのであり、グルコース自体がミトコンドリアで直接分解されるわけではない。
ポイント
  • 糖新生の基質は「糖質以外の物質」=アミノ酸・乳酸・グリセロールなどである。
  • 覚え方のコツ: 「糖"新"生=糖以外から"新"しくグルコースを作る」と字義通りに覚える。グリコーゲン分解は糖新生ではない。
  • 関連知識: 解糖系は細胞質で行われ(酸素不要)、その後ピルビン酸がミトコンドリアのクエン酸回路・電子伝達系で完全酸化される。
  • よくある間違い: 選択肢4の「ミトコンドリアで分解」は部分的に正しく見えるが、グルコースの分解開始は細胞質の解糖系である点がポイントである。
比較表
代謝経路 場所 基質 産物
解糖系 細胞質 グルコース ピルビン酸、ATP(2モル)
クエン酸回路 ミトコンドリア アセチルCoA CO₂、ATP(2モル)
電子伝達系 ミトコンドリア NADH、FADH₂ H₂O、ATP(34モル)
糖新生 主に肝臓 アミノ酸、乳酸、グリセロール グルコース
解説画像
あマ指 第16回(2008) 問題34|グルコースについて正しいのはどれか。 解説図
あマ指 第16回(2008) 問題34|グルコースについて正しいのはどれか。
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