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理由で解く 作業療法士

QO59A041 作業療法評価学

出典:第59回作業療法士国家試験(2024)午前 問41
問題
Rehabの説明で誤っているのはどれか。
選択肢
1 全般的行動は、最重度・中程度・最軽度の3点の指標をもつVASで評価する。
2 第1部の逸脱行動の評価では、行動が病的体験に基づくかを問題にしない。
3 第2部の全般的行動のサブカテゴリーは各3項目で構成されている。
4 評価者は1週間以上の直接行動観察が必要である。
5 評価可能な対象は精神障害者全般である。
解答
正解3(第2部の全般的行動のサブカテゴリーは各3項目で構成されている。)
解説

REHABは慢性精神障害者の行動を、逸脱行動と全般的行動の2部で評価する尺度。全般的行動はVASで測るが、サブカテゴリーは各3項目という均一構成ではない。

REHABはBakerとHallが開発した、主に長期入院の慢性精神障害者を対象とする行動観察式の評価尺度である。第1部(逸脱行動)は暴力・器物破損・自傷などの有無と頻度を、その行動が幻覚妄想などの病的体験に基づくかを問わず客観的に観察して評価する。第2部(全般的行動)は社会的活動性・言語の量・言語の分かりやすさ・セルフケアなどの領域を100mmの視覚的アナログ尺度(VAS)で採点する。全般的行動は複数のサブカテゴリー(下位尺度)にまとめられるが、その項目数は下位尺度ごとに異なり「各3項目で均一に構成」されているわけではないため、選択肢3が誤りである。評価には概ね1週間以上の直接行動観察が前提となる。

✗ 1. 正しい
全般的行動は、最重度・中程度・最軽度の3点の指標をもつVASで評価する。
全般的行動をVAS(アンカーを示した視覚的アナログ尺度)で評価する:REHABの採点方式の記述として妥当
✗ 2. 正しい
第1部の逸脱行動の評価では、行動が病的体験に基づくかを問題にしない。
客観的行動観察が原則で正しい
✓ 3. 誤り
第2部の全般的行動のサブカテゴリーは各3項目で構成されている。
下位尺度ごとに項目数は異なり均一ではない(誤=正解)
✗ 4. 正しい
評価者は1週間以上の直接行動観察が必要である。
観察期間の前提として正しい
✗ 5. 正しい
評価可能な対象は精神障害者全般である。
慢性・長期入院例を中心に精神障害者全般に適用できる
ポイント
  • REHAB=Hall&Bakerの精神科行動評価尺度
  • 第1部=逸脱行動、第2部=全般的行動
  • 全般的行動はVASで採点
  • 逸脱行動は病的体験の有無を問わず客観的に観察
比較表
REHABの構成
評価内容採点方式
第1部逸脱行動(暴力・自傷など)有無・頻度を観察
第2部全般的行動(社会的活動性・言語・セルフケア等)VAS(視覚的アナログ尺度)
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