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理由で解く 作業療法士

QO58P048 基礎作業療法学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午後 問48
問題
医療保護入院を規定する法律はどれか。
選択肢
1 障害者基本法
2 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉
3 障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律〈障害者差別解消法〉
4 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉
5 心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律〈医療観察法〉
解答
正解2(精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉)
解説

医療保護入院は精神保健福祉法に規定される入院形態。精神保健指定医の診察と家族等の同意により、本人の同意がなくても入院させることができる。

精神科の入院形態(任意入院・医療保護入院・措置入院・緊急措置入院・応急入院)はいずれも精神保健及び精神障害者福祉に関する法律(精神保健福祉法)に規定されている。医療保護入院は、精神保健指定医が入院を要すると判断し、かつ本人の同意が得られない場合に、家族等(配偶者・親権者・扶養義務者・後見人等)の同意により行う入院である。したがって根拠法は精神保健福祉法で選択肢2が正しい。他の法律はそれぞれ障害者施策の基本理念(障害者基本法)、差別解消(障害者差別解消法)、福祉サービスの給付(障害者総合支援法)、重大な他害行為者の処遇(医療観察法)を定めるもので、精神科入院形態を規定する法律ではない。

✗ 1. 誤り
障害者基本法
障害者施策の基本理念・原則を定める法律で入院形態は規定しない
✓ 2. 正しい
精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉
任意入院・医療保護入院・措置入院等の精神科入院形態を規定する
✗ 3. 誤り
障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律〈障害者差別解消法〉
障害を理由とする差別の禁止・合理的配慮を定める法律
✗ 4. 誤り
障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律〈障害者総合支援法〉
障害福祉サービスの給付や自立支援を定める法律
✗ 5. 誤り
心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律〈医療観察法〉
重大な他害行為を行った者の医療・観察等の処遇を定める法律
ポイント
  • 医療保護入院=精神保健福祉法
  • 精神保健指定医の判断+家族等の同意で入院
  • 本人同意が不要な非自発的入院
  • 措置入院・応急入院等も同法が規定
比較表
精神保健福祉法の入院形態
入院形態要件
任意入院本人の同意
医療保護入院指定医1名+家族等の同意(本人同意不要)
措置入院指定医2名+自傷他害のおそれ・都道府県知事命令
緊急措置入院指定医1名(急速を要する場合・72時間以内)
応急入院指定医1名・家族等の同意が得られない緊急時(72時間以内)
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