学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO58P049

理由で解く 作業療法士

QO58P049 地域作業療法学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午後 問49
問題
精神障害者に対する就労支援として最も適切なのはどれか。
選択肢
1 障害を開示して働くことは勧めない。
2 作業療法士が患者の就労支援の方針を決定する。
3 生活リズムが不安定な患者には精神科デイケア以外の利用は勧めない。
4 就労経験のある患者は地域障害者職業センターの職業評価を利用できない。
5 就労中の生活に関する問題は障害者就業・生活支援センターに相談できる。
解答
正解5(就労中の生活に関する問題は障害者就業・生活支援センターに相談できる。)
解説

障害者就業・生活支援センター(なかぽつ)は、就業面と生活面の一体的支援を担い、就労中の生活の問題も相談できる。就労方針は本人の意思決定を尊重する。

精神障害者の就労支援は多機関連携で行われ、本人の自己決定を尊重することが原則である。障害者就業・生活支援センター(通称「なかぽつ」)は、就業支援と日常生活・地域生活の支援を一体的に提供する機関で、就労中の生活面の問題も相談・支援できるため選択肢5が最も適切である。他の選択肢は原則に反する。障害の開示(オープン)/非開示(クローズ)は本人が選択するもので一律に勧めない対応は不適切、方針は支援者が一方的に決めるのでなく本人と協働して決定する。デイケア以外の社会資源も状況に応じ活用でき、就労経験の有無にかかわらず地域障害者職業センターの職業評価は利用可能である。

✗ 1. 誤り
障害を開示して働くことは勧めない。
開示/非開示は本人が選ぶもので一律に否定するのは不適切
✗ 2. 誤り
作業療法士が患者の就労支援の方針を決定する。
本人の意思決定を尊重し協働で決めるのが原則
✗ 3. 誤り
生活リズムが不安定な患者には精神科デイケア以外の利用は勧めない。
多様な社会資源を状況に応じ活用すべき
✗ 4. 誤り
就労経験のある患者は地域障害者職業センターの職業評価を利用できない。
就労経験の有無に関わらず利用可能
✓ 5. 正しい
就労中の生活に関する問題は障害者就業・生活支援センターに相談できる。
就労中の生活問題は障害者就業・生活支援センターに相談できる:就業と生活を一体的に支援する機関で適切
ポイント
  • 障害者就業・生活支援センター=就業+生活の一体的支援
  • 地域障害者職業センター=職業評価・職業準備支援・ジョブコーチ
  • 開示/非開示は本人の選択
  • 就労支援方針は本人と協働で決定
比較表
就労支援の主な機関
機関役割
障害者就業・生活支援センター就業面と生活面の一体的支援・相談
地域障害者職業センター職業評価・職業準備支援・ジョブコーチ
ハローワーク職業紹介・求人開拓
就労移行支援事業所一般就労に向けた訓練(原則2年)
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