学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO58P050

理由で解く 作業療法士

QO58P050 地域作業療法学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午後 問50
問題
精神障害を有する高校生への就学支援で適切なのはどれか。
選択肢
1 転校は極力避けるように説明する。
2 担当医、家族、担当教員と連携を図る。
3 修業年限内に卒業することを最優先する。
4 本人よりも親の希望により方針を決める。
5 休学中に試験的な登校を行ってはならないと伝える。
解答
正解2(担当医、家族、担当教員と連携を図る。)
解説

就学支援は医療・家族・学校の多職種連携が基本。本人の意思を尊重し、状態に応じて転校・休学・試験登校など柔軟な選択肢を残す。

精神障害を有する高校生への就学支援では、医療(担当医)・家庭(家族)・教育(担当教員)が連携し、本人を中心に据えた支援体制を組むことが最も重要である(選択肢2)。連携により病状の共有、環境調整、無理のない登校計画が可能になる。他の選択肢は本人中心・柔軟性の原則に反する。転校を一律に避ける、修業年限内卒業を最優先する、といった対応は本人の状態を無視した硬直的な方針であり、症状悪化を招きかねない。方針は親の希望でなく本人の意思を尊重して決め、休学中の試験的登校(段階的な学校復帰)はむしろ有用な手段であり一律に禁止するのは不適切である。

✗ 1. 誤り
転校は極力避けるように説明する。
環境調整として転校が有益な場合もあり一律回避は不適切
✓ 2. 正しい
担当医、家族、担当教員と連携を図る。
医療・家庭・教育の多職種連携が就学支援の基本
✗ 3. 誤り
修業年限内に卒業することを最優先する。
病状より年限を優先すると負荷が過大で不適切
✗ 4. 誤り
本人よりも親の希望により方針を決める。
本人の意思を尊重して決定すべき
✗ 5. 誤り
休学中に試験的な登校を行ってはならないと伝える。
段階的な学校復帰は有用で一律禁止は不適切
ポイント
  • 医療・家族・学校の多職種連携が基本
  • 本人中心・意思の尊重
  • 転校・休学・試験登校など柔軟な選択肢
  • 段階的な学校復帰(試験登校)は有用
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