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理由で解く 作業療法士
統合失調症の認知機能評価にはBACS〈Brief Assessment of Cognition in Schizophrenia〉を用いる。他は不随意運動・生活機能・精神症状の尺度。
統合失調症では言語記憶・作業記憶・運動速度・注意・遂行機能などの認知機能障害が中核的問題であり、社会機能予後を強く規定する。これを簡便に評価する統合失調症認知機能簡易評価尺度がBACSであり、日本語版も標準化されている。作業療法では就労・生活支援の目標設定に認知機能評価が不可欠なため本尺度が用いられる。他の選択肢は不随意運動(AIMS)、生活・社会機能(LASMI)、陽性・陰性症状(PANSS)、陽性症状(SAPS)を評価するもので認知機能の測定尺度ではない。
BACSが評価するのは、言語性記憶・ワーキングメモリ・運動機能(速度)・言語流暢性・注意と情報処理速度・遂行機能の6領域で、いずれも短時間で実施できる下位検査から構成される。統合失調症では幻覚や妄想が薬物療法で治まっても、この認知機能の低下が就労や対人交流の妨げとして残りやすく、作業療法の目標設定や職場調整の根拠になる。なおAIMSは抗精神病薬の副作用である遅発性ジスキネジアを見つけるための尺度で、疾患の症状ではなく薬物療法のモニタリングに位置づけられる点も押さえておきたい。
| 尺度 | 評価対象 |
|---|---|
| BACS | 認知機能 |
| AIMS | 不随意運動(ジスキネジア) |
| PANSS | 陽性・陰性症状・総合精神病理 |
| SAPS/SANS | 陽性症状/陰性症状 |
| LASMI | 生活・社会機能 |
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