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理由で解く 作業療法士

QO58A021 基礎作業療法学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問21
問題
過去に行われた信頼性の高い複数の研究結果を定量的に検討する研究方法はどれか。
選択肢
1 群間比較試験
2 メタアナリシス
3 群内前後比較試験
4 クロスオーバー試験
5 ケースコントロール研究
解答
正解2(メタアナリシス)
解説

メタアナリシスは複数の既存研究の結果を統計的(定量的)に統合する手法で、エビデンスレベルは最上位に位置づけられる。

「過去に行われた複数の研究結果を定量的に検討する」という記述はメタアナリシスの定義そのものである。系統的レビュー(システマティックレビュー)で収集した複数のランダム化比較試験などの結果を、効果量として統計的にプールして統合する手法であり、EBMのエビデンスピラミッドで最上位に位置づけられる。他の選択肢はいずれも個々の一次研究のデザインであり、既存研究を統合するものではない点で区別できる。

✗ 1. 誤り
群間比較試験
介入群と対照群を比較する一次研究のデザインであり、既存研究の統合ではない
✓ 2. 正しい
メタアナリシス
複数の既存研究の結果を効果量として定量的に統合する手法
✗ 3. 誤り
群内前後比較試験
同一集団の介入前後を比較する一次研究で、対照群がなくエビデンスは弱い
✗ 4. 誤り
クロスオーバー試験
同一対象に介入と対照を時期をずらして行う一次研究のデザイン
✗ 5. 誤り
ケースコントロール研究
疾患群と対照群を後ろ向きに曝露で比較する観察研究の一次研究
ポイント
  • メタアナリシス=複数研究を定量的に統合
  • エビデンスレベルは系統的レビュー/メタアナリシスが最上位
  • 他選択肢は個々の一次研究デザイン
比較表
研究デザインとエビデンスレベル
研究方法特徴エビデンス
メタアナリシス複数研究を統計的に統合最高
ランダム化比較試験無作為割付の群間比較
ケースコントロール研究後ろ向き観察研究中〜低
前後比較試験対照群なし
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