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理由で解く 作業療法士

QO58A024 基礎作業療法学

出典:第58回作業療法士国家試験(2023)午前 問24
問題
廃用症候群で増加するのはどれか。
選択肢
1 安静時心拍数
2 換気血流比
3 心臓予備力
4 疼痛の閾値
5 予備呼気量
解答
正解1(安静時心拍数)
解説

廃用症候群では心血管系のデコンディショニングにより安静時心拍数が増加する。多くの生理的予備能は低下する。

長期臥床・不活動による廃用症候群では、循環血液量の減少と心機能の低下(心デコンディショニング)が起こり、心拍出量を保つため安静時心拍数が増加する。同時に一回拍出量・最大酸素摂取量・心臓予備力は低下し、起立性低血圧も生じやすくなる。呼吸器では肺活量・予備呼気量などの換気量が低下し、疼痛閾値は低下(痛みに敏感)する。したがって「増加する」のは安静時心拍数のみが妥当である。

✓ 1. 正しい
安静時心拍数
心デコンディショニングと循環血液量減少を代償するため増加する
✗ 2. 誤り
換気血流比
換気・血流の不均衡は生じうるが、臥床では基本的に換気能が低下し一律に増加するものではない
✗ 3. 誤り
心臓予備力
最大心拍出量の余力は低下し、運動耐容能が下がる
✗ 4. 誤り
疼痛の閾値
不活動では閾値は低下し疼痛に敏感になる
✗ 5. 誤り
予備呼気量
呼吸筋力低下・胸郭可動性低下で換気量は減少する
ポイント
  • 廃用=安静時心拍数増加
  • 一回拍出量・最大酸素摂取量・心臓予備力は低下
  • 起立性低血圧を生じやすい
  • 換気量・疼痛閾値は低下
比較表
廃用症候群による生理的変化
項目変化
安静時心拍数増加
一回拍出量・心臓予備力低下
最大酸素摂取量低下
予備呼気量・肺活量低下
疼痛閾値低下
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