学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58A019
理由で解く 作業療法士
境界性パーソナリティ障害では、治療枠組み(時間・場所・約束事)を明確にし、患者と治療者双方が守る一貫した限界設定(リミットセッティング)を行うことが対応の基本。
境界性パーソナリティ障害は情緒不安定、慢性的空虚感、理想化とこき下ろしの間で揺れる不安定な対人関係、見捨てられ不安、自傷・自殺企図を特徴とする。治療では、患者を巻き込む操作的・二極的な対人関係に一貫して対応するため、活動の時間・場所や守るべき約束事といった治療構造を明確にし、患者と作業療法士の双方が守る枠組み(リミットセッティング)を設定することが最も適切である。枠組みを曖昧にしたり(3)、トラブルのたびに担当を替えたり(4)、対人交流を過度に制限すること(2)は、不安定さや操作性を助長し治療関係を損なう。交際トラブルへの一方的な指導(1)も反発を招き適切でない。
| 対応 | 適否 |
|---|---|
| 双方が守る規則の明確化 | 適切(限界設定) |
| 活動時間・場所を決めない | 不適(構造の曖昧化) |
| トラブルで担当交代 | 不適(一貫性欠如) |
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