学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO58A018
理由で解く 作業療法士
他者の意図を被害的に受け取る(社会認知の偏り)が問題。相手の感情・意図の読み取りや帰属バイアスの修正を狙うSCIT(社会認知ならびに対人関係のトレーニング)が適切。
本例は就労を継続できているが、同僚から嫌がらせを受けているという被害的な対人認知が増えており、これは統合失調症でみられる社会認知(相手の表情・意図の解釈、他者の行動を悪意に帰属させるバイアスなど)の障害を反映する。SCIT(Social Cognition and Interaction Training:社会認知ならびに対人関係のトレーニング)は、感情認知・心の理論・帰属様式の偏りを扱い、被害的解釈を検証・修正して対人関係を改善することを目的とするため、本例の治療目的に最も合致する。ACTは重症者への包括型地域生活支援、IPSは援助付き雇用、NEARは神経認知機能のリハビリテーション、TEACCHは自閉スペクトラム症への支援法で、被害的な社会認知の是正を主目的とはしない。
| プログラム | 主目的 |
|---|---|
| SCIT | 社会認知(感情・意図・帰属)の改善 |
| NEAR | 神経認知機能の改善 |
| IPS | 援助付き雇用(就労支援) |
| ACT | 重症者への包括的地域生活支援 |
| TEACCH | 自閉スペクトラム症の構造化支援 |
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