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理由で解く 作業療法士

QO57P047 作業療法治療学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午後 問47
問題
家族心理教育について正しいのはどれか。
選択肢
1 単発での実施が一般的である。
2 家族を精神疾患の原因と捉える。
3 治療者から家族への指示が重視される。
4 家族の対処能力が向上することを目指す。
5 当事者と同居する家族のみが対象である。
解答
正解4(家族の対処能力が向上することを目指す。)
解説

家族心理教育は、疾患の正しい知識提供と対処技能の向上を通じて家族の対処能力(コーピング)を高め、再発予防と当事者・家族双方の生活の質改善を目指す支援である。

家族心理教育は、統合失調症など精神疾患をもつ人の家族に対し、正しい疾患知識の教育(情報提供)とグループでの問題解決・対処技能の学習を組み合わせて行う。目的は家族の対処能力を高め、高EE(感情表出)を和らげて再発率を下げることにある。家族を病気の「原因」とみなす姿勢は否定され、家族は治療の協力者・支援対象と位置づけられる。継続的・複数回のプログラムとして実施され、指示的でなく協働的に進める。対象は同居家族に限らず、当事者を支える家族・支援者を広く含む。

✗ 1. 誤り
単発での実施が一般的である。
家族心理教育は継続的・複数回のプログラムで実施するのが一般的で、単発ではない
✗ 2. 誤り
家族を精神疾患の原因と捉える。
家族を発症の原因と捉える立場は現在否定されており、家族は協力者・支援対象である
✗ 3. 誤り
治療者から家族への指示が重視される。
指示的関わりでなく、協働的・支持的に家族の対処力を引き出すことが重視される
✓ 4. 正しい
家族の対処能力が向上することを目指す。
家族の対処能力(コーピング)向上を目指し、再発予防と生活の質改善につなげる
✗ 5. 誤り
当事者と同居する家族のみが対象である。
同居家族に限らず、当事者を支える家族を広く対象とする
ポイント
  • 目的=家族の対処能力向上・再発予防
  • 家族は原因でなく協力者・支援対象
  • 継続的・複数回・協働的に実施
  • 高EEの軽減で再発率低下
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