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理由で解く 作業療法士

QO57A042 作業療法評価学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問42
問題
統合失調症に対する作業療法で、ICFの構成要素の「活動」に分類されるのはどれか。
選択肢
1 認知の機能
2 社会生活技能
3 思考機能の統合
4 社会からの隔離
5 生物学的なストレス脆弱性
解答
正解2(社会生活技能)
解説

ICFの「活動」は個人が課題や行為を実行すること。対人交流や生活を営むための社会生活技能が該当する。

ICF(国際生活機能分類)は生活機能を「心身機能・身体構造」「活動」「参加」の3レベルと、背景因子(環境因子・個人因子)で捉える。認知機能や思考機能は脳の働きであり「心身機能」に、社会からの隔離は周囲の状況を示す「環境因子」あるいは参加制約に、ストレス脆弱性は個体側の要因に相当する。これに対し社会生活技能(SST等で扱う対人・生活上の行為の遂行能力)は、個人が行為・課題を実行する「活動」レベルに分類される。

✗ 1. 誤り
認知の機能
脳の精神機能であり「心身機能」に分類される
✓ 2. 正しい
社会生活技能
対人交流・生活行為を実行する能力で「活動」に分類される
✗ 3. 誤り
思考機能の統合
精神機能であり「心身機能」に分類される
✗ 4. 誤り
社会からの隔離
周囲の状況を示し「環境因子」または参加の制約に関わる
✗ 5. 誤り
生物学的なストレス脆弱性
個体側の要因で「心身機能」ないし個人因子に相当し「活動」ではない
ポイント
  • ICF=心身機能・身体構造/活動/参加+背景因子(環境・個人)
  • 活動=個人が課題・行為を実行すること(社会生活技能など)
  • 認知・思考=心身機能、社会からの隔離=環境因子
比較表
ICFの構成要素と例
構成要素本問での該当例
心身機能・身体構造認知の機能・思考機能の統合・ストレス脆弱性
活動社会生活技能
参加社会生活状況への関与
環境因子社会からの隔離
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