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理由で解く 作業療法士

QO57A032 作業療法評価学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問32
問題
Perthes病で正しいのはどれか。
選択肢
1 男児に多い。
2 好発年齢は2〜3歳である。
3 両側性が約50%に認められる。
4 大腿骨遠位骨端部の阻血性壊死をきたす。
5 発症初期のエックス線像の変化は顕著である。
解答
正解1(男児に多い。)
解説

Perthes病は5〜7歳を中心とする学童期前後の男児に好発する、大腿骨頭(近位骨端)の阻血性壊死である。

Perthes病(Legg-Calvé-Perthes病)は、小児の大腿骨頭を養う血流が途絶えて起こる阻血性壊死である。性差が大きく男児が女児の約4〜5倍と多いため、選択肢1が正しい。好発年齢は5〜7歳を中心とする学童期前後であり、2〜3歳という年齢設定は若すぎる。大半は片側性で、両側性にみられるのは10〜15%程度にとどまり、約50%ではない。壊死をきたすのは大腿骨の近位骨端すなわち大腿骨頭であって、遠位骨端ではない。発症初期のエックス線像の変化は乏しく、骨端の軽度の扁平化や関節裂隙のわずかな拡大がみられる程度である。そのため早期診断にはMRIや骨シンチグラフィが有用となる。初発症状は跛行と股関節痛で、大腿から膝への関連痛として訴えることも多い。

✓ 1. 正しい
男児に多い。
男児が女児の約4〜5倍と多く、記述は正しい
✗ 2. 誤り
好発年齢は2〜3歳である。
好発は5〜7歳の学童期前後で、2〜3歳は若すぎる
✗ 3. 誤り
両側性が約50%に認められる。
両側性は10〜15%程度にとどまり、大半は片側性
✗ 4. 誤り
大腿骨遠位骨端部の阻血性壊死をきたす。
壊死するのは近位骨端の大腿骨頭で、遠位ではない
✗ 5. 誤り
発症初期のエックス線像の変化は顕著である。
初期のX線変化は乏しく、MRIや骨シンチが有用
ポイント
  • Perthes=小児の大腿骨頭(近位)阻血性壊死
  • 男児>女児(約4〜5倍)、好発5〜7歳
  • 両側性は約10〜15%と少ない
  • 初期X線変化は軽微→MRI/骨シンチが有用
比較表
Perthes病の要点
項目特徴
性差男児に多い(約4〜5倍)
好発年齢5〜7歳を中心とする学童期前後
部位大腿骨頭(近位骨端)
両側性約10〜15%
早期診断MRI・骨シンチ(X線は初期変化に乏しい)
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