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理由で解く 作業療法士

QO57A021 基礎作業療法学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問21
問題
ICFで正しいのはどれか。
選択肢
1 ICD-10と相互補完的な関係がある。
2 社会経済的要因による健康を範囲とする。
3 2015年に世界保健機関で承認されている。
4 生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。
5 生活機能の肯定的側面を表すことはできない。
解答
正解1(ICD-10と相互補完的な関係がある。)
解説

ICFは疾病分類ICD-10と相互補完的に用いる生活機能の分類。生活機能=心身機能・身体構造/活動/参加の3要素で、中立・肯定的側面も表せる。

ICF(国際生活機能分類)は2001年にWHO総会で採択された、人の生活機能と障害を包括的にとらえる分類である。疾病そのものを分類するICD-10とは対をなし、ICDが『何の病気か』を、ICFが『その結果どう生活しているか(生活機能・障害)』を表すため両者は相互補完的に併用される。生活機能は『心身機能・身体構造』『活動』『参加』の3レベルからなり、背景因子として環境因子・個人因子が影響する。ICFは障害という否定的側面だけでなく、できていること(肯定的側面)も中立的に記述できる点が特徴である。

✓ 1. 正しい
ICD-10と相互補完的な関係がある。
疾病分類ICDと生活機能分類ICFは対をなし併用される
✗ 2. 誤り
社会経済的要因による健康を範囲とする。
社会経済的要因はICFの範囲外で、生活機能と障害・背景因子を扱う
✗ 3. 誤り
2015年に世界保健機関で承認されている。
採択は2001年のWHO総会である
✗ 4. 誤り
生活機能は個人因子と環境因子が含まれる。
生活機能は心身機能・活動・参加の3要素で、個人因子と環境因子は『背景因子』として区別される
✗ 5. 誤り
生活機能の肯定的側面を表すことはできない。
ICFは中立的記述が可能で、できる活動など肯定的側面も表せる
ポイント
  • ICF=2001年WHO採択、ICD-10と相互補完
  • 生活機能=心身機能・身体構造/活動/参加の3要素
  • 背景因子=環境因子+個人因子
  • 障害だけでなく肯定的側面も中立的に記述
比較表
ICFの構成要素
区分内容
生活機能心身機能・身体構造/活動/参加
障害機能障害/活動制限/参加制約
背景因子環境因子/個人因子
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