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理由で解く 作業療法士

QO57A034 基礎作業療法学

出典:第57回作業療法士国家試験(2022)午前 問34
問題
皮膚筋炎について正しいのはどれか。
選択肢
1 男性に多い。
2 胸腺腫を合併する。
3 赤沈は亢進しない。
4 嚥下障害はきたさない。
5 近位筋優位の筋力低下をきたす。
解答
正解5(近位筋優位の筋力低下をきたす。)
解説

皮膚筋炎は近位筋優位の筋力低下(立ち上がり・上肢挙上困難)をきたす炎症性筋疾患。女性に多く悪性腫瘍合併に注意。

皮膚筋炎は自己免疫性の炎症性筋疾患で、体幹に近い近位筋(頸部・肩甲帯・骨盤帯)優位に対称性の筋力低下をきたす。そのため階段昇降・立ち上がり・上肢挙上・整髪動作が困難になる。ヘリオトロープ疹やGottron徴候などの皮膚症状を伴い、女性にやや多い。炎症性疾患のため赤沈亢進やCK上昇を認め、咽頭・食道筋の障害で嚥下障害をきたしうる(誤嚥に注意)。悪性腫瘍の合併率が高く、腫瘍検索が重要である。

✗ 1. 誤り
男性に多い。
女性にやや多い
✗ 2. 誤り
胸腺腫を合併する。
胸腺腫合併は重症筋無力症。皮膚筋炎で注意すべきは悪性腫瘍
✗ 3. 誤り
赤沈は亢進しない。
炎症性疾患のため赤沈亢進・CK上昇を認める
✗ 4. 誤り
嚥下障害はきたさない。
咽頭・食道筋障害で嚥下障害をきたしうる
✓ 5. 正しい
近位筋優位の筋力低下をきたす。
体幹近位筋優位に対称性の筋力低下をきたす
ポイント
  • 皮膚筋炎=近位筋優位・対称性の筋力低下
  • 女性にやや多い/悪性腫瘍合併に注意
  • 赤沈・CK上昇、嚥下障害あり
  • 胸腺腫合併は重症筋無力症(鑑別)
比較表
皮膚筋炎の要点
項目特徴
筋力低下近位筋優位・対称性
皮膚症状ヘリオトロープ疹・Gottron徴候
検査CK上昇・赤沈亢進
合併症悪性腫瘍・嚥下障害・間質性肺炎
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