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理由で解く 作業療法士

QO56P029 基礎作業療法学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問29
問題
ICFの環境因子に含まれるのはどれか。
選択肢
1 人生の出来事
2 困難への対処方法
3 社会生活への適応
4 コミュニケーションの能力
5 障害者に対する人々の態度
解答
正解5(障害者に対する人々の態度)
解説

ICFの環境因子には物的・人的環境に加え『態度』が含まれる。障害者に対する人々の態度は環境因子。

ICF(国際生活機能分類)は生活機能(心身機能・身体構造、活動、参加)と背景因子(環境因子・個人因子)から構成される。環境因子は『物的な環境や社会的環境、人々の社会的な態度による環境』を指し、具体的には生産品・用具、自然環境、支援と関係、態度、サービス・制度・政策の各章からなる。『障害者に対する人々の態度』は社会の態度に該当し環境因子である(選択肢5が正答)。一方、人生の出来事・対処方法・社会生活への適応・個人の能力などは個人因子や活動・心身機能に関わるもので環境因子ではない。

✗ 1. 誤り
人生の出来事
個人の生活歴に関わる個人因子
✗ 2. 誤り
困難への対処方法
個人の性格・対処スタイル=個人因子
✗ 3. 誤り
社会生活への適応
本人の活動・参加や個人因子に関わり環境因子ではない
✗ 4. 誤り
コミュニケーションの能力
本人の能力=活動(心身機能)に関わり環境因子ではない
✓ 5. 正しい
障害者に対する人々の態度
社会の態度に該当する環境因子
ポイント
  • ICF環境因子=物的・人的環境+態度・制度
  • 人々の態度は環境因子
  • 個人の経験・性格・能力は個人因子や心身機能・活動
比較表
ICFの構成
要素内容
心身機能・身体構造身体の働き・構造
活動課題や行為の遂行
参加生活・社会への関与
環境因子物的環境・人的支援・態度・制度
個人因子年齢・性格・生活歴など
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