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理由で解く 作業療法士

QO56A039 基礎作業療法学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午前 問39
問題
エビデンスレベルが最も高いのはどれか。
選択肢
1 症例報告
2 コホート研究
3 症例対照研究
4 ランダム化比較試験
5 非ランダム化比較試験
解答
正解4(ランダム化比較試験)
解説

個々の研究デザインではランダム化比較試験(RCT)が最もエビデンスレベルが高い。無作為割付で交絡・選択バイアスを抑えられる。

エビデンスのピラミッドでは、システマティックレビュー/メタアナリシスを頂点として、RCT>コホート研究(前向き)>症例対照研究>症例集積・症例報告>専門家意見の順にレベルが下がる。選択肢の中ではランダム化比較試験が最上位である。RCTは対象を無作為に群分けすることで、既知・未知の交絡因子を群間で均等化し、選択バイアスを最小化して介入効果を最も妥当に評価できる。非ランダム化比較試験や観察研究(コホート・症例対照)はバイアスの制御が弱くレベルが下がる。

✗ 1. 誤り
症例報告
少数例の記述で最もエビデンスレベルが低い
✗ 2. 誤り
コホート研究
観察研究の中では比較的高いがRCTより下位
✗ 3. 誤り
症例対照研究
後ろ向き観察研究でコホートより下位
✓ 4. 正しい
ランダム化比較試験
無作為割付でバイアスを最小化、個別研究では最上位
✗ 5. 誤り
非ランダム化比較試験
割付が無作為でなく交絡の制御が不十分でRCTより下位
ポイント
  • エビデンス階層:SR/メタアナリシス>RCT>コホート>症例対照>症例報告
  • RCTは無作為割付で交絡・選択バイアスを最小化
  • 観察研究(コホート・症例対照)はバイアス制御が弱い
比較表
研究デザインとエビデンスレベル
レベルデザイン
最高位システマティックレビュー・メタアナリシス
ランダム化比較試験(RCT)
コホート研究・非ランダム化比較試験
症例対照研究
最低位症例集積・症例報告・専門家意見
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