学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 実地 / QO56P012

理由で解く 作業療法士

QO56P012 作業療法治療学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午後 問12
問題
図に示す自助具のうち第二のてこを利用しているのはどれか。
図
選択肢
1 1
2 2
3 3
4 4
5 5
解答
正解3(3)
解説

第2のてこは支点・作用点・力点の順(作用点が中間)で力を増幅する—図では長い柄で容器を圧迫する点眼補助具(3)が該当する。

てこは支点・力点・作用点の位置関係で3種類に分けられる。第1のてこは支点が中央(はさみ・くぎ抜き)、第2のてこは作用点(荷重)が支点と力点の間にあり小さな力で大きな力を出せる(栓抜き・くるみ割り器)、第3のてこは力点が中央で力では損だが可動範囲が大きい(ピンセット・箸)。図3の点眼補助具は、一端のヒンジが支点、中間で点眼容器を圧迫する部分が作用点、遠位端の握り部が力点となり、作用点が支点と力点の間に位置する第2のてこである。弱い握力でも容器を確実に圧迫できるよう力を増幅する構造で、第2のてこの特徴と一致する。一方、1のはさみは第1のてこ、4のピンセット型は第3のてこであり該当しない。よって正答は3。

✗ 1. 誤り
1
紙を切るはさみで、軸(支点)が握り(力点)と刃(作用点)の間にある第1のてこである
✗ 2. 誤り
2
缶のプルタブに先端を差し込んで起こす自助具で、第2のてこを利用したものではない
✓ 3. 正しい
3
一端のヒンジ(支点)、中間で点眼容器を圧迫する部分(作用点)、遠位端の握り(力点)の順で、作用点が支点と力点の間にある第2のてこ。弱い握力でも容器を押しつぶせるよう力を増幅する構造である
✗ 4. 誤り
4
ヒンジ(支点)―握り(力点)―先端(作用点)の順で、力点が支点と作用点の間にある第3のてこである
✗ 5. 誤り
5
コンセントからプラグを挟んで引き抜く自助具で、第2のてこを利用したものではない
ポイント
  • 第二のてこ=荷重点が支点と力点の間(栓抜き型)
  • 第二のてこは力の効率がよく握力が弱くても操作しやすい
  • 第一=支点中央、第三=力点中央(速度・可動域重視)
比較表
てこの分類
種類中央にあるもの特徴・例
第一のてこ支点シーソー・釘抜き
第二のてこ荷重点力効率がよい・栓抜き・くるみ割り器
第三のてこ力点速度/可動域重視・ピンセット・上肢屈筋
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