学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO56A048

理由で解く 作業療法士

QO56A048 地域作業療法学

出典:第56回作業療法士国家試験(2021)午前 問48
問題
ACT〈Assertive Community Treatment〉の特徴として正しいのはどれか。
選択肢
1 日中に限定した支援を行う。
2 医療機関内でのみ援助を行う。
3 利用者の入院治療を推奨する。
4 精神障害が軽度な患者が対象である。
5 チームでのケアマネジメントを行う。
解答
正解5(チームでのケアマネジメントを行う。)
解説

ACTは重い精神障害者を対象に、多職種チームが24時間体制で生活の場に出向いて包括的にケアマネジメントを行う地域支援モデル。

ACT(包括型地域生活支援プログラム)は、統合失調症などの重度で入退院を繰り返しやすい精神障害者が地域で生活を続けられるよう支援するモデルである。医師・看護師・作業療法士・精神保健福祉士などの多職種チームが、医療機関内に閉じず利用者の生活の場(自宅・地域)へアウトリーチし、原則24時間・365日の危機対応を含めて包括的にケアマネジメントを行う。目的は入院に頼らず地域生活を維持することにあり、入院を推奨するものではない。低い職員対利用者比で濃密な支援を提供する点も特徴である。よって正しいのはチームでのケアマネジメントである。

✗ 1. 誤り
日中に限定した支援を行う。
ACTは24時間・365日の危機対応を含む体制で日中限定ではない
✗ 2. 誤り
医療機関内でのみ援助を行う。
生活の場へのアウトリーチ(訪問)が原則で機関内限定ではない
✗ 3. 誤り
利用者の入院治療を推奨する。
入院に頼らず地域生活の維持を目指すもので入院推奨ではない
✗ 4. 誤り
精神障害が軽度な患者が対象である。
重度で入退院を繰り返しやすい精神障害者が主対象
✓ 5. 正しい
チームでのケアマネジメントを行う。
多職種チームが包括的にケアマネジメントを行うのが核心
ポイント
  • 対象は重度精神障害者(入退院を繰り返しやすい層)
  • 多職種チームによるアウトリーチと包括的ケアマネジメント
  • 24時間対応で地域生活維持を目指す(入院推奨ではない)
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