学習トップ理由で解く 作業療法士第13章 ▸ 一般 / QO55A049

理由で解く 作業療法士

QO55A049 地域作業療法学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問49
問題
精神障害者の雇用対策で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 精神障害者は障害者雇用義務の対象である。
2 就職1年後の職場定着率は他障害に比べて高い。
3 ハローワーク障害者職業紹介状況の就職件数の伸び率は他障害に比べて低い。
4 障害者雇用対策における精神障害者の定義は「障害者年金を受給している者」である。
5 IPS(Individual Placement and Support)はストレングスとリカバリー志向の実践が特徴である。
解答
正解1(精神障害者は障害者雇用義務の対象である。)、5(IPS(Individual Placement and Support)はストレングスとリカバリー志向の実践が特徴である。)
解説

精神障害者は2018年から障害者雇用義務の対象。IPSはストレングス・リカバリー志向の援助付き雇用モデルである。

2018年4月の障害者雇用促進法改正により、法定雇用率の算定基礎に精神障害者が加わり、雇用義務の対象となった(選択肢1が正)。IPS(個別就労支援プログラム)は、本人の希望・強み(ストレングス)を重視し、リカバリー志向で『まず就職しその場で支援する(place then train)』援助付き雇用モデルで、就労支援の代表的エビデンスに基づく手法である(選択肢5が正)。精神障害者は他障害に比べ職場定着率が低い傾向にあり、就職件数の伸び率はむしろ高い。定義は精神障害者保健福祉手帳の所持等によるもので、障害年金受給者に限られない。

✓ 1. 正しい
精神障害者は障害者雇用義務の対象である。
2018年から雇用義務の対象に加わった
✗ 2. 誤り
就職1年後の職場定着率は他障害に比べて高い。
精神障害者は定着率が低い傾向で誤り
✗ 3. 誤り
ハローワーク障害者職業紹介状況の就職件数の伸び率は他障害に比べて低い。
精神障害者の就職件数の伸びは大きく、低いは誤り
✗ 4. 誤り
障害者雇用対策における精神障害者の定義は「障害者年金を受給している者」である。
定義は手帳所持等によるもので、年金受給者に限定されない
✓ 5. 正しい
IPS(Individual Placement and Support)はストレングスとリカバリー志向の実践が特徴である。
place then trainの援助付き雇用で本記述は正しい
ポイント
  • 2018年から精神障害者が障害者雇用義務の対象
  • IPS=援助付き雇用(place then train)でストレングス・リカバリー志向
  • 精神障害者は職場定着率が低い傾向
  • 定義は障害年金受給者に限らない
比較表
精神障害者の雇用対策のポイント
項目内容
雇用義務2018年から対象(法定雇用率)
IPSストレングス・リカバリー志向の援助付き雇用
職場定着率他障害より低い傾向
就職件数伸び率は大きい
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