学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 一般 / QO56A045
理由で解く 作業療法士
境界性パーソナリティ障害では、自力で達成できる作業を通じた成功体験で自己評価を高める。退行・逸脱の許容や枠組みの安易な変更は病理を助長するため避ける。
境界性パーソナリティ障害は、見捨てられ不安、対人関係の不安定さ、感情調節の困難、衝動性を特徴とする。治療的枠組み(取り決め)を一貫して保つことが重要で、退行や逸脱行動を許容したり、患者の要求のままに約束を変えたりすると、操作的言動や試し行為を強めて治療関係が不安定になる。作業療法では、自力で完結でき達成感が得られる具体的作業を用いることで成功体験を積ませ、不安定な自己評価を安定させ現実的な自己認識を促す。言語的関わりに偏るより、作業という具体物を介した関与が感情の言語化と距離の調整に役立つ。よって正しいのは自力で達成できる作業を行わせることである。
解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。