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理由で解く 作業療法士

QO55P040 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問40
問題
精神作用物質使用による精神障害について正しいのはどれか。
選択肢
1 幻覚が必発する。
2 アルコールは耐性を生じない。
3 モルヒネは身体依存を生じる。
4 医薬品によるものは含まれない。
5 急激な精神作用物質の摂取で離脱症状が生じる。
解答
正解3(モルヒネは身体依存を生じる。)
解説

モルヒネ(オピオイド)は身体依存を生じ、中断・減量で離脱症状を来す。離脱症状は摂取ではなく中止・減量で生じる。

精神作用物質使用による精神障害には、急性中毒・依存(精神依存・身体依存)・離脱・精神病性障害などが含まれる。モルヒネなどオピオイドは反復使用で耐性と身体依存を生じ、急な中断・減量で退薬(離脱)症状を来す。アルコールも耐性・身体依存を生じ、離脱時にせん妄や振戦を来す。離脱症状は物質を『摂取したとき』ではなく『中止・減量したとき』に生じる点が重要。幻覚は物質や病態により生じうるが必発ではない。以上より正しいのは選択肢3。

✗ 1. 誤り
幻覚が必発する。
幻覚は物質や状態により生じうるが必発ではない
✗ 2. 誤り
アルコールは耐性を生じない。
アルコールは耐性と身体依存を生じる
✓ 3. 正しい
モルヒネは身体依存を生じる。
オピオイドは耐性・身体依存を生じ、離脱症状を来す
✗ 4. 誤り
医薬品によるものは含まれない。
睡眠薬・オピオイドなど医薬品による障害も含まれる
✗ 5. 誤り
急激な精神作用物質の摂取で離脱症状が生じる。
離脱症状は物質の中止・減量で生じる。摂取で生じるのは中毒症状
ポイント
  • オピオイドは身体依存+耐性
  • 離脱症状は中止・減量で出現
  • アルコールも耐性・身体依存あり
  • 医薬品も対象に含む
比較表
依存・中毒・離脱の整理
状態生じる契機
急性中毒物質の過量摂取
身体依存反復使用
離脱(退薬)物質の中止・減量
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