学習トップ理由で解く 作業療法士第12章 ▸ 一般 / QO55P039

理由で解く 作業療法士

QO55P039 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午後 問39
問題
せん妄で正しいのはどれか。
選択肢
1 夜間には出現しない。
2 環境変化で生じやすい。
3 高度の意識混濁を伴う。
4 記憶障害を伴うことはない。
5 老年者より若年者に出現しやすい。
解答
正解2(環境変化で生じやすい。)
解説

せん妄は軽度〜中等度の意識障害(意識変容)を基盤とした急性の注意・認知障害で、環境変化や入院・高齢が誘発因子。夜間に悪化しやすい。

せん妄は急性・変動性に生じる意識・注意・認知の障害で、身体疾患・薬剤・手術・脱水などの直接因子に、高齢・認知症・環境変化(入院・転居)などの準備・誘発因子が加わって発症する。意識は軽度〜中等度に混濁し(意識変容)、幻覚・興奮・見当識障害・記憶障害を伴う。夕方から夜間に悪化する『日没症候群(夜間せん妄)』が特徴的である。以上より環境変化で生じやすいとする選択肢2が正しい。

✗ 1. 誤り
夜間には出現しない。
夕方〜夜間に悪化する夜間せん妄(日没症候群)が典型的
✓ 2. 正しい
環境変化で生じやすい。
入院・転居などの環境変化は代表的な誘発因子
✗ 3. 誤り
高度の意識混濁を伴う。
意識障害は軽度〜中等度(意識変容)であり、高度混濁は昏睡に近く別病態
✗ 4. 誤り
記憶障害を伴うことはない。
注意障害とともに記憶障害・見当識障害を伴う
✗ 5. 誤り
老年者より若年者に出現しやすい。
高齢者に生じやすい
ポイント
  • 急性・変動性の意識・注意・認知障害
  • 環境変化・高齢が誘発因子
  • 夜間に悪化(日没症候群)
  • 軽〜中等度の意識混濁
比較表
せん妄と認知症の違い
項目せん妄認知症
発症急性・変動性緩徐・持続性
意識混濁(意識変容)あり清明
経過可逆的なことが多い進行性
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手