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理由で解く 作業療法士

QO55A047 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問47
問題
疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。
選択肢
1 解離性健忘 ― 自律訓練法
2 身体化障害 ― 系統的脱感作法
3 強迫性障害 ― 曝露反応妨害法
4 PTSD(外傷後ストレス障害) ― フラッディング
5 心気障害 ― 持続エクスポージャー法
解答
正解3(強迫性障害 ― 曝露反応妨害法)
解説

強迫性障害には曝露反応妨害法(ERP)が第一選択の行動療法である。

強迫性障害では、不安を喚起する刺激に曝露しつつ、それを打ち消す強迫行為(儀式)を行わないよう我慢させる曝露反応妨害法(ERP)が最も有効で第一選択とされる。反復により不安が自然に減衰することを体験させ、強迫行為への依存を断つ。他の組合せは疾患と技法が対応せず、系統的脱感作は恐怖症、持続エクスポージャーやフラッディングはPTSD・不安症などが主対象で、解離性健忘・身体化障害・心気障害への標準的第一選択とは言い難い。

✗ 1. 誤り
解離性健忘 ― 自律訓練法
自律訓練法はリラクセーション技法で、解離性健忘の標準治療ではない
✗ 2. 誤り
身体化障害 ― 系統的脱感作法
系統的脱感作は恐怖症が主対象で身体化障害の第一選択ではない
✓ 3. 正しい
強迫性障害 ― 曝露反応妨害法
ERPは強迫性障害の第一選択の行動療法
✗ 4. 誤り
PTSD(外傷後ストレス障害) ― フラッディング
PTSDには持続エクスポージャー等が用いられるが、急激なフラッディングは推奨されない不適切な組合せ
✗ 5. 誤り
心気障害 ― 持続エクスポージャー法
持続エクスポージャーはPTSDが主対象で、心気障害には認知行動療法が中心
ポイント
  • 強迫性障害=曝露反応妨害法(ERP)が第一選択
  • 系統的脱感作=恐怖症(段階的曝露+リラクセーション)
  • 持続エクスポージャー=PTSD
  • 自律訓練法=リラクセーション技法
比較表
疾患と主な行動・認知療法
疾患主な技法
強迫性障害曝露反応妨害法(ERP)
恐怖症系統的脱感作法
PTSD持続エクスポージャー法
全般的緊張・不安自律訓練法(リラクセーション)
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