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理由で解く 作業療法士

QO55A046 作業療法治療学

出典:第55回作業療法士国家試験(2020)午前 問46
問題
気分安定薬で再発の防止や頻度の減少が最も期待できる疾患はどれか。
選択肢
1 気分変調症
2 血管性うつ病
3 双極性障害
4 適応障害
5 非定型うつ病
解答
正解3(双極性障害)
解説

気分安定薬(リチウム・バルプロ酸など)は双極性障害の再発予防(維持療法)の中心薬である。

気分安定薬は炭酸リチウム、バルプロ酸、カルバマゼピン、ラモトリギンなどで、躁と抑うつを繰り返す双極性障害の気分の波を安定させ、再発・再燃の予防に用いられる維持療法の第一選択である。特にリチウムは再発予防効果と抗自殺効果が知られる。他の選択肢は主にうつ病圏・ストレス関連の病態で、抗うつ薬や環境調整・心理療法が中心となり、気分安定薬の再発予防効果が最も期待できるのは双極性障害である。

✗ 1. 誤り
気分変調症
慢性の軽度抑うつで抗うつ薬・精神療法が中心
✗ 2. 誤り
血管性うつ病
脳血管障害に伴ううつで、抗うつ薬と原疾患管理が中心
✓ 3. 正しい
双極性障害
気分安定薬による維持療法が再発予防の中心
✗ 4. 誤り
適応障害
ストレス因への対処・環境調整が中心
✗ 5. 誤り
非定型うつ病
抗うつ薬(SSRI等)が中心
ポイント
  • 気分安定薬=リチウム・バルプロ酸・カルバマゼピン・ラモトリギン
  • 双極性障害の維持療法(再発予防)の第一選択
  • リチウムは抗自殺効果も知られる
比較表
気分安定薬の代表と役割
薬剤特徴
炭酸リチウム双極性障害の再発予防・抗自殺効果
バルプロ酸躁状態・維持療法
ラモトリギン双極性うつの予防に有用
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