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理由で解く 作業療法士

登攀性起立(Gowers徴候)が「可能」なのは機能障害度ステージ2〜3まで。ステージ4は歩行はできても椅子から立ち上がれず、それより難しい床からの登攀性起立はできない、という起立能力の境界で2と4を区別する。
図は、両手を床につき殿部を高く上げた逆V字姿勢から、手で自分の大腿を押さえてよじ登るように体を起こす一連の動作で、Duchenne型筋ジストロフィーに特徴的な登攀性起立(Gowers徴候)である。これは腰帯筋・下肢近位筋の筋力低下を反映するが、患者自身が床から立ち上がり歩行できる比較的早期の段階で出現する。厚生省筋萎縮症研究班の機能障害度分類では、登攀性起立が可能なのはステージ2〜3であり、階段昇降に介助(手すり・膝おさえ)を要するステージ2に相当する。歩行不能となるステージ5(四つ這い可能)・6(いざり移動のみ)・8(寝たきり全介助)は、起立・歩行が成立している図と矛盾し除外できる。ステージ4は「歩行は可能だが椅子からの立ち上がりが不能」と定義され、椅子より難しい床からの起立が成立している図とは合わないため誤り。したがって正答はステージ2。
| ステージ | 機能の目安 |
|---|---|
| 1 | 階段昇降可能(手の介助なし) |
| 2 | 階段昇降可能(手すり・膝に手をつく) |
| 3 | 椅子からの起立が可能 |
| 4 | 歩行可能だが階段昇降不能 |
| 5 | 起立歩行不能、四つ這い可能 |
| 6 | 四つ這い不能、いざり移動可能 |
| 7 | いざり不能、座位保持可能 |
| 8 | 座位保持不能、常時臥床 |
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