学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第11章 ▸ 実地 / QO55P003
理由で解く 作業療法士
本人の目標(復職)と生活背景から評価の優先度を決める。電車通勤する事務職の復職には『公共交通機関の利用』が最優先のIADLとなる。
IADL評価は生活課題を網羅的に見るが、限られた時間では『本人の目標』と『生活背景(役割分担)』に照らして優先順位をつけるのが臨床の原則である。本例は事務職への復職を希望し、通勤手段は電車である。下肢Vで屋内外の杖歩行が自立し、認知機能も保たれているため、復職に直結する『公共交通機関の利用(乗降・改札・車内でのバランス・切符購入など)』の可否と安全性を優先して評価すべきである。家事(食事の用意・火の始末・買い物・ベッドメイキング)はもともと妻が担っており本人の役割ではないため、優先度は相対的に低い。目標志向・役割志向で評価項目を選ぶ視点が問われている。
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