学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO55P007
理由で解く 作業療法士
両側視神経炎による視力低下と上肢近位筋力低下(MMT3)・易疲労性に配慮する。視覚要求が少なく座位で軽負荷の卓上編み機が適切。
多発性硬化症では症状の組合せに応じて活動を選ぶ。本例は(1)両側視神経炎による視力低下、(2)上肢近位部MMT3・遠位部MMT4の筋力低下、(3)有痛性けいれん、(4)MSに特徴的な易疲労性(Uhthoff現象:体温上昇で症状悪化)がある。したがって、細かい視覚的注視を要する作業(ビーズの指輪・小さな刻印・網目の細かいネット手芸)は視力低下のため不適切。上肢を挙上し強い力を要する木工での本棚製作は近位筋力低下(MMT3)や疲労の点で不適切。卓上編み機でマフラーを編む作業は、座位で行え、視覚的な細かさの要求が少なく、上肢近位への負荷も小さいため、本例の能力に見合い適切である。過用・過負荷を避け、疲労と体温上昇に配慮する視点が重要。
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