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理由で解く 作業療法士

QO54P046 作業療法治療学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問46
問題
注意欠如・多動性障害の患者の就労に関して適切な助言はどれか。
選択肢
1 優先順位にこだわらないようにする。
2 多彩なやり方で物事を行うようにする。
3 周囲の人に配慮を求めないようにする。
4 自分だけの時間や場所を作るようにする。
5 便利なハイテク機器などは利用しないようにする。
解答
正解4(自分だけの時間や場所を作るようにする。)
解説

ADHDでは刺激を減らした自分専用の時間・場所を確保し、集中しやすい環境を整えることが就労上有効である。

ADHDでは不注意・多動・衝動性のため、刺激の多い環境で気が散りやすくミスや作業中断が生じやすい。就労では、刺激を減らして集中できる自分だけの時間や場所を作る環境調整が有効である。逆に、優先順位を決めて一つずつ取り組む、やり方を一定に統一する、周囲に必要な配慮を求める、リマインダーなどのICT機器を活用する、といった対処は有効であり、これらを否定する選択肢はいずれも不適切な助言となる。

✗ 1. 誤り
優先順位にこだわらないようにする。
優先順位を明確にして一つずつ取り組む方が有効で、不適切
✗ 2. 誤り
多彩なやり方で物事を行うようにする。
やり方を一定に定型化する方が混乱を防ぎ有効
✗ 3. 誤り
周囲の人に配慮を求めないようにする。
周囲に必要な配慮を求めることは有効で、否定は不適切
✓ 4. 正しい
自分だけの時間や場所を作るようにする。
刺激を減らし集中できる環境を整える適切な助言
✗ 5. 誤り
便利なハイテク機器などは利用しないようにする。
リマインダー等のICT機器活用は有効で、否定は不適切
ポイント
  • ADHD就労=刺激を減らし集中できる環境調整
  • 優先順位づけ・やり方の定型化が有効
  • ICT機器やリマインダーの活用を勧める
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