学習トップ理由で解く 作業療法士第10章 ▸ 一般 / QO54P043

理由で解く 作業療法士

QO54P043 基礎作業療法学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問43
問題
統合失調症の予後を予測する因子で正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢
1 病識
2 身体的愁訴
3 低ナトリウム血症
4 初回入院時の処方薬の種類
5 発病してから治療を開始するまでの期間
解答
正解1(病識)、5(発病してから治療を開始するまでの期間)
解説

病識の有無と、発病から治療開始までの期間(DUP:精神病未治療期間)は統合失調症の予後を左右する重要因子である。

統合失調症では、病識があるほど治療への参加や服薬継続が良好となり予後が良い傾向がある。また、発病してから治療を開始するまでの期間(DUP:duration of untreated psychosis)が長いほど予後が不良になるとされ、早期発見・早期介入が重視される。良好な予後因子には急性発症・明確な誘因・気分症状の合併・良好な病前適応なども含まれる。身体的愁訴・低ナトリウム血症・初回入院時の処方薬の種類は、統合失調症の予後を予測する確立した因子ではない。

✓ 1. 正しい
病識
病識が保たれているほど治療同盟・服薬アドヒアランスが良く予後良好に関連する予測因子
✗ 2. 誤り
身体的愁訴
予後を予測する確立した因子ではない
✗ 3. 誤り
低ナトリウム血症
多飲や薬剤で生じうるが、予後予測因子ではない
✗ 4. 誤り
初回入院時の処方薬の種類
薬剤の種類そのものが予後を規定する予測因子とはされない
✓ 5. 正しい
発病してから治療を開始するまでの期間
DUPが長いほど予後不良とされる重要な予測因子
ポイント
  • 病識あり=予後良好因子
  • DUP(未治療期間)が長い=予後不良
  • 早期介入が予後改善につながる
比較表
統合失調症の予後因子
良好因子不良因子
急性発症・明確な誘因潜行性発症
病識あり・良好な病前適応病識欠如
短いDUP(早期治療)長いDUP(未治療期間)
この問題の解説の修正を依頼する

解説に誤り・改善点があればお知らせください。件名と本文は自動入力済みです(編集できます)。お名前・メールアドレスは任意です。送信内容は玄康株式会社(黒澤一弘)に届きます。

この問題をアプリで理由で解く 作業療法士
App Store入手