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理由で解く 作業療法士

QO54P041 作業療法評価学

出典:第54回作業療法士国家試験(2019)午後 問41
問題
「ビンの蓋閉めと箱づめ」、「コネクター組み立て」、「釣銭計算」、「郵便番号調べ」などの職場の作業に近い課題を実施し、適性能を測定する職業評価で正しいのはどれか。
選択肢
1 GATB
2 場面設定法
3 MODAPTS
4 ESCROW Profile
5 マイクロタワー法
解答
正解5(マイクロタワー法)
解説

実際の職務に近い標準化された小作業(ワークサンプル)を段階的に実施し、職業適性を測定するのがマイクロタワー法である。

マイクロタワー法(Micro-TOWER)は、TOWERシステムを簡便化したワークサンプル方式の職業評価で、「ビンの蓋閉め・箱づめ」「コネクター組み立て」「釣銭計算」「郵便番号調べ」など実際の職務に近い13前後の課題を集団形式で段階的に実施し、器用さ・事務・数的・空間・言語などの適性能を測定する。作業標本を用いる点が「実際の作業に近い課題を実施し適性能を測定する」という設問の記述と一致する。GATBは紙筆・器具検査による適性検査で職務そのものの模擬ではなく、MODAPTSは作業時間の予測に用いる動作分析手法である点で区別される。

✗ 1. 誤り
GATB
GATB(厚生労働省編一般職業適性検査):紙筆検査と器具検査で9つの適性能を測る適性検査で、ワークサンプルではない
✗ 2. 誤り
場面設定法
実際の場面を設定して行動観察する方法だが、標準化されたワークサンプルで適性能を測定する本設問の枠組みには当たらない
✗ 3. 誤り
MODAPTS
既定の動作時間標準により作業時間を見積もる作業測定法で、職業適性の測定法ではない
✗ 4. 誤り
ESCROW Profile
環境・社会的交流・機能水準など生活面を評価する尺度で、職業適性のワークサンプルではない
✓ 5. 正しい
マイクロタワー法
設問の各課題を段階的に実施し適性能を測定するワークサンプル方式の職業評価
ポイント
  • マイクロタワー法=ワークサンプル方式の職業評価
  • 実際の職務に近い小作業で適性能を測定
  • GATBは紙筆・器具の適性検査で区別
比較表
職業関連評価法の区別
評価法内容
マイクロタワー法ワークサンプルで適性能を測定
GATB紙筆・器具による一般職業適性検査
MODAPTS動作時間標準による作業測定
ESCROW Profile環境・社会生活面の評価
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