学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54P008
理由で解く 作業療法士
手指の発赤・腫脹・疼痛は脳卒中後の肩手症候群(CRPSタイプI)を示唆する。温冷交互刺激で循環改善と浮腫・疼痛軽減を図る交代浴が適切な治療である。
本例は脳卒中(視床出血)後にみられる手指の発赤・腫脹・疼痛で、肩手症候群(反射性交感神経性ジストロフィー/CRPSタイプI)を強く示唆する。治療の基本は浮腫と疼痛の軽減、拘縮予防であり、温水と冷水に交互に浸ける交代浴は末梢循環を促進して浮腫を減らし、疼痛緩和にも有用で正しい。他は誤り:肩関節を安静にして動かさないと拘縮を招くため、疼痛範囲内での愛護的な自動・他動運動が必要、手指の可動域訓練は拘縮予防のため禁忌ではなくむしろ愛護的に継続する、疼痛への手関節固定装具は不動による拘縮・浮腫増悪を招く、肩関節『亜脱臼』は脱臼と異なりHippocrates法などの整復手技の対象ではなく、アームスリングやポジショニング・筋活動促通で対応する。よって交代浴が正答。
| 対応 | 適否 |
|---|---|
| 交代浴・浮腫管理 | 適(推奨) |
| 愛護的ROM訓練 | 適(推奨) |
| 関節の完全安静・固定 | 不適 |
| 亜脱臼への徒手整復 | 不適 |
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