学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54P009
理由で解く 作業療法士
多発性硬化症は温熱で神経症状が悪化する(Uhthoff現象)ため、温熱療法は避ける。非温熱で痙縮抑制効果のあるTENS(経皮的電気神経刺激)が適切である。
多発性硬化症では、体温や組織温の上昇により脱髄した神経の伝導がさらに障害され、一過性に症状が悪化するUhthoff現象が知られる。このため超音波・赤外線・ホットパック・パラフィンといった温熱を加える物理療法は症状増悪のリスクがあり避けるべきである。一方TENS(経皮的電気神経刺激)は温熱を伴わず、感覚入力を介して痙縮の抑制や疼痛緩和が期待できるため、この患者の痙縮治療手段として適切である。したがって正答はTENS。温熱系の4つはいずれもMSでは相対的禁忌ないし不適である。
| 治療手段 | 性質 | MSでの適否 |
|---|---|---|
| TENS | 電気刺激(非温熱) | 適 |
| 超音波療法 | 深部温熱 | 不適 |
| 赤外線療法 | 表在温熱 | 不適 |
| ホットパック | 表在温熱 | 不適 |
| パラフィン療法 | 表在温熱 | 不適 |
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