学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54A010
理由で解く 作業療法士

肘伸展の誘発には前方への「リーチ・押し出し」や上肢荷重(1・3・4・5)が有効で、肋木で体を引き上げる屈曲主体の課題(2)は不適切。
本問はBrunnstromステージⅣで伸筋群に随意運動が出始めた右片麻痺患者に対し、肘伸展を誘発する作業療法として「適切でない」ものを選ぶ。画像1・3・4はいずれも上肢を前方へ伸ばす/押し出すリーチ動作で、肘伸展筋を働かせる。画像5は前傾位で両手を台につき上肢に体重をかける閉鎖運動連鎖の荷重で、これも肘伸展を促す。これに対し画像2は、肩より高い位置の肋木に手をかけて体を上方へ引き上げる動作であり、肘は屈曲(引く動作)が主体となる。ステージⅣの患者ではまだ屈筋共同運動の影響が残るため、引き上げ課題は肘屈曲・屈筋共同運動を助長しやすく、肘伸展の誘発には適さない。よって適切でないのは2。
| ステージ | 特徴 |
|---|---|
| I | 弛緩性麻痺・随意運動なし |
| II | 連合反応・共同運動の出現 |
| III | 共同運動が随意的に可能・痙縮最強 |
| IV | 共同運動から逸脱した分離運動が出始める |
| V | 分離運動が進む |
| VI | 協調的でほぼ正常 |
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