学習トップ / 理由で解く 作業療法士 / 第12章 ▸ 実地 / QO54A011
理由で解く 作業療法士
アテトーゼ型脳性麻痺は不随意運動で肢位が安定せず、頸椎症性脊髄症も合併。刃物や高精度・強い固定を要する作業は危険/困難で、大きな動作で安全に行える貼り絵が適切。
アテトーゼ型脳性麻痺では、意図しない不随意運動と筋緊張の動揺により上肢の肢位保持と巧緻動作が困難で、動作に伴い不随意運動が増強しやすい。加えて頸椎症性脊髄症を合併しており、頸部への負担や鋭利な道具の使用はさらなる脊髄症状悪化や外傷のリスクとなる。上肢操作向上を目的とする作業療法では、こうした特性を踏まえ、刃物などの危険な道具を用いず、細かな正確性や強い固定を必ずしも要さない中で、リーチや粗大な上肢運動を安全に反復できる作業を選ぶ。貼り絵は紙を選び・置き・貼るという上肢のリーチと操作を段階的に練習でき、不随意運動があっても危険が少ないため適切である。鋸・彫刻刀といった刃物や、精密な位置決め(ドミノ)・強い打撃固定(スタンピング)を要する作業は、不随意運動下では危険または過大な難度となり適さない。
| 作業 | 要求される要素 | アテトーゼ型での適否 |
|---|---|---|
| 貼り絵 | リーチ・粗大操作 | 適(安全) |
| 鋸/彫刻刀 | 刃物操作・精密制御 | 不適(受傷リスク) |
| ドミノ | 精密な位置決め | 不適(困難) |
| 革細工スタンピング | 打撃・強い固定 | 不適(制御困難) |
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