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理由で解く 作業療法士

QO53P036 基礎作業療法学

出典:第53回作業療法士国家試験(2018)午後 問36
問題
骨転移を最も生じやすい悪性腫瘍はどれか。
選択肢
1 腎癌
2 乳癌
3 肝癌
4 膵臓癌
5 胆嚢癌
解答
正解2(乳癌)
解説

骨転移をきたしやすい代表は乳癌・前立腺癌・肺癌。選択肢中では乳癌が最も骨転移を生じやすい。

骨転移の頻度が高い癌は乳癌・前立腺癌・肺癌が三大がんとして知られ、これに腎癌・甲状腺癌が続く。乳癌は脊椎・骨盤・肋骨・大腿骨などに転移し、混合性(造骨・溶骨)の病変を生じやすい。選択肢のなかで乳癌が最も骨転移をきたしやすい。腎癌も骨転移(溶骨性)を起こすが頻度は乳癌に劣り、肝癌・膵臓癌・胆嚢癌は肝・肺・腹膜への転移が主で骨転移は相対的にまれである。リハでは病的骨折・脊髄圧迫のリスク管理が重要となる。

✗ 1. 誤り
腎癌
溶骨性の骨転移を起こすが頻度は乳癌より低い
✓ 2. 正しい
乳癌
骨転移の高頻度がん。脊椎・骨盤など多部位に転移する
✗ 3. 誤り
肝癌
主に肝内・肺・腹膜に進展し骨転移は相対的にまれ
✗ 4. 誤り
膵臓癌
肝転移が主で骨転移の頻度は低い
✗ 5. 誤り
胆嚢癌
肝・リンパ節転移が主で骨転移はまれ
ポイント
  • 骨転移三大がん=乳癌・前立腺癌・肺癌
  • 乳癌は造骨・溶骨混合性、脊椎など多部位に転移
  • リハでは病的骨折・脊髄圧迫のリスク管理
比較表
骨転移をきたしやすい主な癌
骨転移の傾向
乳癌高頻度・混合性
前立腺癌高頻度・造骨性
肺癌高頻度・溶骨性
腎癌溶骨性
肝・膵・胆嚢癌比較的まれ
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